商品紹介
“驚くほど深い美意識”が込められた、ロシアの作曲家による“祈り”の作品
ロシアの作曲家アレクサンドル・クナイフェル(1943-2024)の曲をエストニアの指揮者アンドレス・ムストネンが指揮したアルバムがECMニュー・シリーズより発売されます。収録されている《Chapter Eight(第8章)》は、旧約聖書の《雅歌》《ソロモンの歌》を基に、“最も響き渡る教会の音響空間で”演奏されるべき“社会の祈り”として構想されました。クナイフェルの言葉を借りれば、“筋やドラマのない”作品で、その中心にあるのは音の精妙な融合ですが、謎めいたところがないとは言えません。ここではチェロ奏者のパトリック・デメンガが独奏者としての役割を放棄し、ムストネンの指揮の下で3つの合唱団により組み合わされた声と教会に広がる雰囲気に身を任せています。録音はバロック時代に建てられ、卓越した音響効果があることで長い間知られているルツェルンのイエズス会教会堂で行われました。
旧ソヴィエト時代のウズベキスタン共和国の首都タシケントで生まれ、幼い頃からチェロを学んだクナイフェルは、モスクワ音楽院でムスティスラフ・ロストロポーヴィチに師事しました。ロストロポーヴィチはこの《Chapter Eight(第8章)》を初めて聴いた時に、「教会、合唱団とチェロのためのこの作品にはどれほど深い美意識が込められているのかと驚くばかりである」と語りました。
旧ソヴィエト時代のウズベキスタン共和国の首都タシケントで生まれ、幼い頃からチェロを学んだクナイフェルは、モスクワ音楽院でムスティスラフ・ロストロポーヴィチに師事しました。ロストロポーヴィチはこの《Chapter Eight(第8章)》を初めて聴いた時に、「教会、合唱団とチェロのためのこの作品にはどれほど深い美意識が込められているのかと驚くばかりである」と語りました。
曲目
[C D]
アレクサンドル・クナイフェル:Chapter Eight(教会、合唱団とチェロのための)
1
Stanza I-VII
2
Stanza VIII-XXII
3
Stanza XXIII-XXXII